コンサルタントを開始すると早い場合は1ヶ月程度で効果が表れ始め、以降、不良率は低減して行きます。不良率が目に見えて減り始めると、現場の作業者の方々も面白くなり、改善が加速度的に早まります。
現場の不良は複合的な要因による場合が殆どですから、第二、第三の改善を加えて、実施してゆきます。
下記の例は最短の4ヶ月で成果を出せる様な場合をイメージしてみました。下記事例ではあえて静電気対策は織り込んでいませんが、静電気対策も同様に数か月の期間が必要と思われます。
- 1ヶ月目
- 現場の確認、作業方法の確認、作業環境の確認
- 不良率の分析、原因の確認、問題点の抽出
- クリーンに関する講習の実施
- 具体的な現場改善方法(主として見える化)の指導
- 2ヶ月目
- 実施した改善効果の確認
- 追加すべき現場改善方法の指導(一般に10項目程度の改善は必要と考えています)
- 3ヶ月目
- 実施した改善効果の確認
- 追加すべき現場改善方法の指導
- 生産設備の不具合点調査と設備の改善方法の検討(実施時期も含む)
- 設備改善の実施
- 4ヶ月目
- 設備改善効果の確認
- 残った不良の原因分析
- 今後の改善方向の見通しと打ち合わせ